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末期の乳がんです。余命後わずかと言われていますが、笑顔でいくぉ!
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2007/08/02 (Thu)
私は、がんという病気と、もう4年弱も付き合ってきました。
それも、通称:末期がん。
恐ろしい。。。と思われる方も多いかもしれませんね。
だけど、私の場合、外見はいたって普通です。
多分、ぱっと見て
私が重い病を抱えているとは、誰も気づかないでしょう。
そんな私が、いよいよ崖っぷちにたたされてからの物語です。

昨日、CTの検査結果を聞きに、いつもの病院へ出かけました。
夏休みということで、旦那もお供に引き連れて。
いつものように一人で診察室へ入り
CT画像を睨んでいるDr.とご対面。
すると、予想していたことですが
「うーん・・・かなり悪くなっています」といきなりの先制攻撃。
きたぁ~!
「ここの・・・前からあったがんは、5cm強になっているし
その近くにも病変があるから
まとめると10cm近くになっています。
それとは別に、ここにも5cmくらいのものが。
そして、ここにも」
私の肝転移の病巣は
ここ2ヶ月で予測を超えるスピードで成長したようです。
「わかりました・・・」と答える私に
「どうわかっているんですか?」とDr.は攻撃。
 「はい、肝臓は足が早いというか
 憎悪するのが早く、余命が短いです。
 私の場合、乳がんで標準的につかわれる抗がん剤は
 ナベルビンを残しほぼやりつくしましたので
 非常に厳しいといえます。」
と逆告知!
涙ひとつ見せずに、ここまではっきりと自分の病状をしゃべる患者って
多分・・・あまりいないかも?(苦笑)
「今までずっとあなた本人にお話してきましたが
この辺でご家族にもお話したほうが・・・」
とのことなので
ちょうど病院に来ていた旦那にも診察室に入ってもらいました。
そこで、Dr.はいよいよ本領発揮です。
「今日からナベルビンをやりましょう。
ただ、ナベルビンは1割程度の人にしか効かないという
データがあります。
ナベルビンが効かなかった場合・・・
余命は3ヶ月から半年と思ってください。
今後は、緩和外来もお考えになったほうがいいかと思います」
カンカンカン~~~!
一発KOです。
・・・といっても、私も旦那も泣いたりなんかしません。
もうこの4年というものの
ずっとずっとこんな日がくることを恐れていましたが
私たちには、覚悟もできていたと思います。

でも・・・まだね、元気なんですよね。
ほんと、普通に。
だから、心のどこかで信じたくない・信じられない気持ちって
あるのかもしれませんね。

それに、ナベルビンが効くという可能性だって
まだ、あるわけですから。

肝臓は眠れる臓器といわれていて、がんが憎悪しても
最後のほうまで痛みもなく、苦痛も少ないと言われています。
だから、どうせ死ぬならば
一番いい転移場所なのかもしれません。
病院は大嫌いで、入院なんて嫌悪以外の何物でもないから
私にはありがたいことです。

昨日は、私たち夫婦とも、お互いに口には出さずとも
さすがにへこみました。
でも、旦那は、必死でがんばって、歌を歌ったり
オヤジギャグを言ったり
明るく振舞ってくれていました。
ちょっと痛々しい姿ではありますが・・・
それでも、泣かれるよりは、ずっといいです。
心の中で手をあわせ、感謝しました。

ナベルビンは、副作用も少なく
点滴時間も15分と超ハイスピードです。
唯一、私が感じたのは、血管痛。
これは、今日もまだ痛いです。
でも、気分が悪くなることもないので
今日も普通に生活してます。
これで効いてくれれば、最高・・・なんですけどね。
さて、どうなりますか。

そんな私の話を書いていこうと思います。

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ILLUSTRATION BY nyao nyaoチャ箱♪  
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