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末期の乳がんです。余命後わずかと言われていますが、笑顔でいくぉ!
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2007/09/01 (Sat)

はいは~い!こんにちは~。
今日も涼しくて、とっても楽ですね~。

先日来、ちょっと考えていたんですが
もしや・・・
私をよく知らない人がこのブログを読んだら
 「こいつ、ばかじゃん?」
 「なんで、ムダに明るいの?」
 「無理してんの?」
 「それとも、本気でアホなの?」
 「なんか、痛々しい・・・」
な~んて思われてしまうのではなかろうか・・・と。

これは、性格ですっ!性格!
(た、多分ね)
どんなにピンチだろーが
笑いがなきゃ生きていけないのですよ。
そんな「明るい末期がん患者」
この世にひとりくらいいたっていいでしょ?
ダ・・・ダメ?

どんなに消費期限が短かろうとも
腐って生きる数ヶ月と
笑って生きる数ヶ月があるならば
私は後者を選びたいのであります!
そう、まさに究極の
「もったいないスピリット」です!

がんになってから、ずっとずっと
「余命がどのくらい」とか
「治らない」とか
「もうわかったっちゅーの!」と言いたいくらい
色々と宣告されてきた私であります。
だからね、覚悟できちゃってるんだな、多分ね!?
ダメなら、ダメで、しゃ~ないじゃんか。
ならば、それまで、楽しく暮らそ~~~!
てなもんです、はい。
そりゃ、ね・・・
嫌じゃないの?と問われれば
「嫌です!」が。
でも、そのことを、クヨクヨ考えるのは
まさに、ただの時間の無駄ですから。
もったいないオバケでちゃう。

そういうお笑い精神?は、我が旦那さんにも
口がすっぱくなるくらい叩き込んでありますので
彼も、ものすごく普通に、そして明るいです。
我が家は、こんな状況にあるにもかかわらず
まさに笑いの絶えない家庭であります。
抗がん剤の副作用も、片パイも、ハゲも
先日、夜間診療へ出かけた時も
死ぬことさえも
なにもかもが、どこかジョークに包まれております。
(いやぁ、がんって
お笑いのネタになるようなことばっかりなんだよね)

笑いには、力がある!
と、私は信じているのです。

さ、今日も笑顔でいこう!
明日は明日の風が吹くさ。

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2007/08/31 (Fri)

ブツブツと文句言ったり、笑ったりしてたら
あっという間に8月も終了~~~です。
時は金なり・・・なのに
いいのか?これで!?と思わないでもないけれど
「これぞ、ちょぴん的お気楽能天気ライフ」
であるということでしょうか。
そういうことにしておきましょー。
まじめに考えると、情けなくなりますから。(笑)

相変わらず、痛み止めのロブちゃんは飲んでますが
飲めば、会長~、じゃなくて快調なので
今のところは、日常生活には不自由なし!です。
(あ・・・私はもともとがデブ症、じゃなくて出不精なので
外出嫌いだからってことかもしれませんが)
おナベちゃんを始めた頃にあった症状の
「腹部のはり」と「腰の痛み」は
すっかりなくなりました。
おナベちゃんが効いているやら、いないやら・・・
果てさて、お立会い~~~って感じですねー。

さて、末期のがんは、痛みのコントロールが
とても重要な課題だと思います。

私の場合、今、痛むのは、胸の骨です。
ここは、深く息を吸えば、骨がふくらんで、痛むし
歩けば、ひびくし・・・
座っていれば、自分の体重でミシミシ言うし・・・
仰向けに寝れば、苦しいし・・・
もちろん、くしゃみや咳もダメです。
食事も、痛みで、食欲が失せます。
これは、我慢強い私でも、さすがに厳しいものでした。
でも、ロブが効くので、本当に助かっています。
ロブは、鎮痛剤系の薬ですが
痛み止めには色々な種類があって
痛みの場所や、段階によって
薬を選んで調節できますから
今は、がんの痛みは
かなり高い%で、コントロールができるようになっているようです。
(いい時代になりました・・・)

 ○消炎鎮痛薬(普通の痛み止め)
   ロブ・ボルマゲン・モービック・ボルタレン座薬
 ○麻薬系鎮痛剤(モルヒネの仲間)
   <長時間効くもの>
   オキシコンチン・MSコンチン(12時間)
   デロテップパッチ(3日間)
   <すぐ効く薬>
   塩酸モルヒネ錠・オプソ
   <鎮痛補助薬:本来痛み止めの薬ではない>
   ・・・モルヒネの効きにくい神経の痛みに
   リボトリール・テグレトール・アモキサン

   ※上記は、私用メモです

私は、最初から
「痛くなったら、絶対に薬もらう!」と決めていたので
痛み止めについては、がんになって真っ先に調べたし
(普通、まずは治療について調べるよね?)
なんの抵抗感もなく
自分から薬を要求しちゃいました。(笑)

せっかく今日、生きているのに
痛みで顔をしかめて、痛みのことしか考えられないなんて
辛いことですよね。
できうる限り、痛みは薬でコントロールして
最後まで笑って過ごせるようにしたいものです。

さんきゅー、ロブ

2007/08/30 (Thu)

昨夜の我が家の夕食の話題は
図らずも墓のことでした。
(タイトル含め、またオヤジギャグやっちゃった)

 墓かぁ~~~。
 正直言って、死んだことないからわからないんだけど
 墓って、遺族のための物なんじゃないの?
 そんな若いのに一生「墓守君」やるのー?
 いずれ再婚するかもしれないのに?
 実家の墓でもいいよ!?
 ま、いずれ同じ墓に入りたいから
 一生「墓守君」やるって言うならば、それでもいいし。
 私が弱ってホスピス入ったら、家の親も交えて
 みんなで話し合おうね。
 それまでに気持ちを決めておいてね。
 後で、もめても気分悪いしね。
 それから、この家に仏壇はいらないからね。
 お線香ちょっとあげられるようにするくらいで十分。

と、言っておきました。

ほんと
死んだことないからわからないけど・・・
「千の風に・・・」の歌じゃないけど
     私のお墓の前で泣かないでください
      そこに私はいません 眠ってなんかいません
って歌詞を結構、信じてる私。

人の魂が、亡くなっても残るとして
透明人間みたいになって自由に動けるとしたら?

行きたかった海外のあの国、あの場所・・・
飛行機のファーストクラスで、豪華に旅しちゃう?
時間は腐るほどあるし、優雅に世界旅行なんてどうよ?
きゃ~、それってすごい嬉しいかもぉ。
それに飽きたら、図書館で本を読みまくりとかどうよ?
映画もコンサートも、タダ見できちゃうしねー。
旦那のことも
「姿は見えなくなっても、ずっと守ってあげるから」
(再婚するまでね♪)

約束したから、それも守らなきゃね。
先に逝ってしまったがん友たちとの
「天国オフ」も開催しなきゃだし。
そうそう、「本田美奈子天国ツアー」やら
「ZARD 天国ライブ」も行かなきゃね。
もちろん大好きなクラシック系の偉人たちのコンサートも。
結構、忙しいね。(笑)
もう痛みもなく、辛い大変な治療もしなくてよくって
自由に大空を駆け巡ることができるようになるとしたら?
第二の人生も、結構、捨てたもんじゃないような気がしてきます。
というか、それはそれで、ウキウキします。
(あぁ、相変わらずのお気楽、能天気)

しばらくは、この世の旦那や両親やお友達とは会えないけれど
でも、絶対にいずれは再会できるしねー。
だからきっと、みんなへの最後の言葉は
「また会おうね~!それまでしっかり生きろよ」
ですね。


ちょっと話は変わりますが
よくDr.が
「思い残すことのないように・・・」
って言いますよね。
私も先日、言われたんですけどー。

その瞬間、頭に浮かんだのは
「白い巨塔」(By山崎豊子)の財前教授のひとこと。
「無念なり」

あのさー。
こんなに若くして死ぬんだから
思い残すことばっかりなんだけどー。(笑)
    あれもしたい これもしたい もっともっとしたい~~~♪

そりゃ、無理な要求デスヨ。
ただ、残務整理というか、人生の後片付けはできるわね。
こうして、墓のコトとか、葬式のコトとか
希望を伝えていけるんだから。

それ以外というと
今となっちゃ、身体は言うこと聞かないし
お金はないし
何ができるって言うのさ?
はっはっはっ。
(もう笑うしかない?)

「思い残したことは、来世で叶えます」






2007/08/29 (Wed)
タイトルで「なに?」と思われた方へ
ごめんなさい。
ただ、思いついたオヤジギャグを
発表したかっただけです。(笑)

さぁ、今日も元気におナベちゃんの日ですよぉ。
先週、あんなに高熱を出したくせに
今日の白血球もまぁまぁいい感じでした。
す、素晴らしい~~~♪
今日も無事、点滴完了です。OK!

そして、今日は、初めての
緩和外来受診の日でした。
ドキドキしながら待っていると
「問診表」を書いてくださいって言われました。
「どんなことを相談したいか」とか
痛みや症状の状況報告とか
ま、そういうことですね。

で、いよいよ受診ですっ!!!
初めて会うDr.は、自分の名札を指差しながら
きちんと自己紹介してくれました。
まるで・・・
おじいちゃん・おばあちゃんにするように。(笑)
年のころは、ナイスおやじって感じの
ベテランな温和な感じの先生でした。
そして、Dr.と一緒に可愛い看護士さんも
メモを片手に同席してました。
(やっぱり女性がいてくれると安心する・・・)

まず、何を求めてるか?のような
質問から入ったと思います。
「えっと、私は緩和についてよく知らないので
逆に、何を得られるのかというか
どういうことをしていただけるのかを
教えていただきたいのですが」と言ってみました。
実は、緩和というのは
治療し始めの患者さんもいれば
抗がん剤治療をしながら通う患者さんもいるし
治療はもうしようがないので
痛みや苦痛を緩和するためにくる患者さんまで
幅広い窓口で診察している科なんだそうです。
(ちょっとびっくり)

どういう経緯でこちらに受診することにしたんですか?
という質問を受け
実は、今やっている抗がん剤が最後の治療であり
もう他に治療の手立てがないことと
今の抗がん剤が効かなければ
余命3ヶ月から半年であることを説明しました。
もちろん、Dr.はご存知なはずですが
(カルテ見てるし)
私がどういう認識をしているか
どの程度、把握しているかということを
知りたいのだろうと思いました。
そうしたら
優しい一瞬の沈黙の後・・・
「がんは付き合うのが難しい病気ですよね」
っておっしゃったんです。
その瞬間、私の心の琴線が震えました。
そして、ぽろっと・・・不覚にも涙がこぼれてしまいました。
(診察室で泣いたの、初めてです!)
先生は、そっとティッシュの箱を差し出してくれました。(笑)

それから、今、困っていることに話が移りました。
実は、昨夜から急に
術側の胸の下の辺りの骨が
深呼吸するとずきっと痛むので、難儀していたので
その話をして、痛み止めいただけますか?って聞いてみました。
先生は、ちゃんと触診してくれて
過去の骨シンチの画像もチェックして
これは以前からあった骨転移部分の痛みでしょうということで
ロブを出してもらうことになりました。

眠れないとか、精神的に不安定とか
そういったことはないので
後は、これからの話をしました。
「出来うる限り、自宅で過ごしたいんですが・・・」って話を。
これから、段々と、できないことも増えてくるから
そうなった時に手伝ってくれる人がいますか?って・・・
「親は、人工透析受けてますし・・・
主人は、昼間は会社ですし・・・」
もうすぐお昼ごはんとか作れなくなったり
掃除・洗濯に困る日がやってくるってことなんだよね。
なるべく、痛みは、痛み止めで抑えてもらって
家事はなんとかこなしつつ過ごし
どうしようもなくなったら入院して
即お迎え~みたいなのが、理想なんだけど。
大いなる野望だっ!
とにかく
そういうことを、これから考えていかなきゃいけないらしいです。

なにはともあれ
とにかく、緩和のDr.は優しいですっ!!!
びっくりするほど。
優しく対応することに慣れているというか。
言葉もイチイチ、気を遣っていらっしゃるなというか。
でも、私、ちょっと困りました。
優しくされると「ダメな人」になっちゃったみたいで
闘志が失せちゃうんです・・・
笑顔で明るい私を
慈愛のまなざしでじっと見つめるんですから。
私は、まるで「うけない漫才師」になった気分でした。
 うえ~~~ん。(笑)
だけど、行ってよかったです!
最後まで頼りにできそうな場所を
「行くべき場所」を
やっと見つけたような安堵感があります。

そして、今。
ロブのおかげで、痛みはすっかり消え
気分のよい午後を過ごせております。
今日もめちゃラッキー★ 


2007/08/28 (Tue)

ご心配をおかけいたしましたが
熱のほうは、薬を飲んだら即下がりました。
一応、昨日までは薬を飲み続けておきました。
体調はいいのですが
あの薬・・・飲むと眠くなるっ!みたいです。

ふと気づくと・・・
もう8月も終わりじゃ~ぁないですか。
治療に追われていると
せっかくの時間も、なんだかあっという間です。
命を天秤にかけての闘いだから
仕方ないって言えばそれまでだけど・・・
ま、今月も無事に生きれたってことで
喜ぶことにしましょう♪

昨日は、桃を食べました
桃が大好きなので・・・
本当に幸せ感じちゃいました。
好きなものを好きなだけ食べるという
そんな当たり前なことが
こんなに嬉しいなんてね。
ビタミンC不足にならないように
最近は、紅茶にジャムを入れて飲んでいます。
(少しは足しになるでしょ?ならない?)
それと、じゃがいも!
じゃがいもはビタミンCが豊富らしいから
今の私には救いの野菜なんですよね。
今のところ、白血球もさほどは下がっていないので
まだ厳しく食事制限はしていませんけど
これからは・・・徐々に・・・ね。
白血球がどーんと下がってしまったら
もちろん治療はお休みしなくちゃならないし
1000を切ったら入院になっちゃうでしょ?
治療ができないって・・・
もうこれしか治療のしようがないのに
できなくなったら、すごく困ります。
だから、自分でできる体調管理だけは
しっかりがんばらなきゃと思う毎日なのでした。

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ILLUSTRATION BY nyao nyaoチャ箱♪  
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