エマージェンシー

昨夜、6時を過ぎてのことです。
いつものごとく、夕飯準備をしていたら
なんだかクラクラします。
「あれ？微熱？」
とりあえず、アイスノンを手に
ベッドでごろり。

7時前に旦那が帰宅しました。
（いつもより早かったねぇ）

「ねー、なんだか暑いんだぉ」
「え？（私のおでこに手をあてて）あつっ！！」
「熱、何度あるの？」
「えーーー、測るの忘れてた」
ということで・・・ぴぴぴっ★とやると
３８．１℃！！！

３８℃を超える熱が出たら電話してくださいって
ナースさんに言われてたっけ・・・
仕方なくする私・・・

そしたら～～～
「今すぐ来ていただくか
今夜一晩様子を見て
明日、必ず来ていただくことになります」
って。
げーーーーーーーーーーーーーーーー！
こんな夜に？超めんどくさーい。
でも・・・
旦那もいるから、車で送ってもらえるし
しょうがないから、行ってみるかぁということで
病院へGo♪

夜の病院は
昼間のあの外来患者さんたちの賑わいも消え
入院患者さんの占領区で
静かで、寂しいです。
おばけ出そうな感じ･･･
やだやだ。

Dr.はICUにいるということで
なぜかICUで診察。
（気軽に入っていいのか？）
初めて会う若手のDr.にゃ。
私の主治医は、乳腺外科のボスだしなぁ。
（おっさん慣れしてる私は、若いDr.は苦手であった）
「う～～～ん、昨日の今日で
白血球がそんなに下がることはありえないんですよね。
ノド痛くないですか？風邪引いてませんか？
どこも痛くないんですよねー！？
とりあえず抗生物質出しますから飲んでください」
終わりっ！
まるで、どこか痛くないといけないみたいだった・・・
（ショボン）
とにかく、ちゃちゃっと帰れてよかったけど。

　クラビットとロブとセルベックスを処方されました。

そして、今朝･･･
熱を測ると、３６．９℃まで下がっていました★
やたー！やたー！
体調もすっきり、元に戻りました。
でもでも、薬は5日分出されているし
最低でも3日は飲めって言われたから
週末までおとなし～い眠り姫になっておきます。

何しろ、夜間診療を受けたのは初めてのことで
薬はどうするのか、お金はどこで払うのか
システムがさっぱりわからないから
もうドギマギしちゃいました。
薬は、院内処方で出してくれたし
お金は、次回の診察時請求なんですって。
これからは、こんなこともあるかもしれないから
（白血球がドンドン下がるとかね）
やっぱり何事も勉強しておかなきゃですよね。

それと・・・
友達との約束はやっぱりできないなぁって
思いました。
だって、当日になってのドタキャンって
相手がいいよって言ってくれても
私が精神的に負担だもん。
それに、あまり病院から離れたくないなぁって。
病院Loveって、笑えないよねー。

よろしく来週♪

今日も無事におナベちゃん
やってまいりました。

診察前に
馴染みのナースさんとおしゃべりしてて
「お腹のはりとか、腰のだるさとか
なくなってきたんですよー」って話していたら
診察室に入った瞬間
Dr.からも
「調子いいんだって？」と聞かれました。
Dr.のこういうリアクションはめずらしいので
やっぱり「お腹のはりが消えてきた」っていうのは
朗報なんだと、改めて実感しました。
急にやる気満々で
腫瘍マーカーの予約入れてたので
Dr.もきっと
ちょっと期待してるんでしょうね。（笑）

1週間のお休みをはさんだおかげで
白血球も少し回復（４３００）だそうです。
ででっ！
「スイカ、食べてもいいですかぁ？」って
聞いてみました。
「え？いいよー！今日は４３００もあるし」
おぉっ、快諾♪
やたー！やたー！！

そして、緩和外来の件
受診してみたいと言ってみました。
先生、喜んで？紹介状書いてくれるそうです。
来週のおナベちゃんの後、受診できるように
予約も入れてくれましたー。
「まだちょっと早いかもしれないけどね・・・」
「でもちゃんとそう書いておくからね」
という先生に
「今までありがとうございましたー！」と私。
「まだまだ長い付き合いになるかもしれないよ」と
優しい慰めの台詞をいただきました。
おばちゃん患者さんたちから
「怖い」「くまみたい」と
散々な酷評をされている私の主治医は
口下手だけど根は優しいんです。はい。
まぁ、実際、おばちゃんたちは
よく怒鳴られているみたいですけど。（笑）
患者も患者なんですよ。
勉強しないで、「先生におまかせ」なんて言ったり
トンでも八分な質問したりねぇ。
私は、叱られたことないです！きっぱり★

あたしゃ、口先ばっかり優しい殿方よりも
口は悪くとも（and顔が悪くとも）
心根が優しい殿方のほうが好きだよぉ。
（これは思い切り余談ですが。。。）

そんなわけで、ちょっとウカレています。
ご褒美に松蔵ポテトのワッフルも買ってきました。
じゅる。

月の横顔

たとえ、どんなに平凡に生きてきた人間でも
「がん」という病気にかかれば
一瞬で、ドラマティックな人生に変わります。
がん患者さんたちは、みな
「語るべきドラマ」を持っているはず･･･

私の人生の場合･･･
がんになる以前から
平凡というにはあまりにもドラマティックだったので
「波乱万丈」
という言葉のほうがふさわしい日々でしたが
（友人から本を書けと言われたくらいです）
がんを患ってからは
ますます
「波乱万丈に磨きをかけた」
ような気がします･･･

振り返れば
辛い・厳しい出来事さえも
優しい痛みと共になぞれるくらい
何もかも遠い出来事になりました。
がんも同じです。
4年もやっていれば、自然と慣れます。
それに、時間の経過とともに
がんになってからの自分の変化に驚き
自分の中に、新しい自分を発見することが
ちょっとおもしろくなったりもしました。
「どうせ長くないのだから・・・」と
今までならば
自分にちょっと無理していた物事を
消去するようになっていたんです。
すると
本音の自分が強烈に出てきました。
「私ってこんな人間だったんだ！」と
何度、驚かされたことでしょうか。

月だって、毎日見ていても
色々な変化があって
色々な表情を見せてくれるように・・・
私自身にもこんな横顔が隠されていたのだと
そんなオドロキを教えてくれたのが
がんという病気でありました。

ちなみに
本音の私は、予定より嫌な人でした。（笑）
だけど
以前より、ずっとずっと
楽になりました。

まだまだ未完成交響曲。
でも、それが私のメロディ。

愛は私を救わない！

「あぁ、スイカが食べたい・・・」

（笑）この頃、頭の中から
スイカが消えてくれない私です。
生もの禁止って・・・
スイカもダメなのかなぁ。
大きなぼやき、でした。（笑）


隊長、じゃなくて体調のほうは
お蔭様で、変わらず、調子いいです！
今日は、暑さのあまりちょっと頭痛がしたけど
がんのせいじゃなさそうなので･･･＾＾
でもね、家の旦那ったら、ひどいんですよぉ。
調子がいいと言う私に
「今週は、点滴お休みの週だからじゃない？」
だって。

「え？あれは副作用だったの？」

そ、そうなのかもしれない・・・
（急に自信がなくなってきた私。笑）
ま、
あさって、また点滴してみればわかるね！？
今度ばかりは、点滴が楽しみな私です。
（現金な奴である・・・）
こんなに暑い毎日だから
体調が悪かったら、ひどく辛いだろうなぁ。
本当に助かったぁ～！


昨日は、「24時間テレビ」を見ていました。
「愛は地球を救う」というサブタイトルを見て
ひとりつぶやく私。
「地球は救えても、私は救えないんだよなぁ～」
う、シュールだ。は・は・は。

おみとおし

昨日から、めっちゃ調子がいいんです･･･
腰のだるさは消え、お腹のはりは減少しました。
先日までは、寝ても起きても辛くて
いよいよ痛み止めもらわなきゃーなんて
本気で考えていたんですけど･･･
も、笑っちゃうくらい調子いいんです。
気のせいかもしれないけど
もしや、おナベちゃんが効いてる？
（おナベちゃん：ナベルビン＝抗がん剤）
いやいや･･･
過剰な期待はやめましょー。
だって、がっかりするのは辛いじゃない。
まったりと、ゆるりと
次の検査の9月末までは
なんにも考えない･･･
なんにも気がつかない･･･
そんな私でいようと思ってますにゃ。
でも、なにはともあれ
身体の辛いことが消えてくれて
本当によかった！
感謝★です。


ところで
白血球が下がりはじめた私ですが
「気をつける生活」って、本当にやっかいです。

○トイレはウォシュレットを使う
　→だけど、トイレ掃除してたら一緒じゃ？
○生ものは食べない
　→くだものも？お寿司も？くすん。
○外出はなるべく控え、外出時はマスク着用
　→ま、暑いからいいけど、買い物は？
○お風呂は毎日（高熱の時はのぞく）
　→暑いから、毎日3回も入ってるぞ
○ガーデニング禁止、もしくは手袋着用
　→あきらめますよぉ
○手洗い・うがいは欠かさない
○歯磨き後は、マウスウォッシュを

てな具合です。
主婦には辛い制約ですぅぅぅ。

以前、やはり白血球が下がるといわれている
タキサン系抗がん剤
（タキソール＆タキソテール）を投与した時には
どちらの薬でも、白血球は全く下がらなかったという
素晴らしい？実績を持つ私ですが
さすがに、長らくの抗がん剤治療で
身体がボロボロになっているせいで
白血球も下がりやすくなっているそうです。

そういうこともあるんだーーー。へーーー。

なんだかDr.ってば
私のこと
「お・み・と・お・し」って感じ？（笑）